CONTENTS コンテンツ

孤独死物件の売却方法・注意点を解説

孤独死物件の売却方法・注意点を解説

孤独死があった物件を売却したい場合、どのような方法で売却するのか、売却する際の注意点があるかなど、不明な点が多いと思います。

訳あり物件・事故物件の不動産売却は、通常の不動産売却に比べると難しいのでは?

今回は、そんな不安を解消するために、孤独死があった物件の売却方法と売却するときの注意点を解説していきます。

孤独死があった物件を売却する方法

① 特殊清掃

孤独死があった物件を少しでも高く売却するのであれば、特殊清掃は不可欠です。

特殊清掃が必要な理由として、孤独死があった物件は、遺体の腐敗により異臭や害虫発生、血痕や体液が床や壁についてしまっているからです。

孤独死の発見までに1ヶ月以上かかってしまったケースも少なくなく、遺体の異臭や害虫などの痕跡が残る不動産を買いたいと思う人は少ないでしょう。

② リフォームで痕跡を消す

孤独死のあった物件は状況次第では、念入りに特殊清掃しても床や壁などに一定の痕跡が残ってしまうこともあります。

お互いの合意があれば不動産売買の取引は成立しますが、特殊清掃したが、孤独死の痕跡がある不動産を買いたいと思う人は現れにくいといえます。

そういった場合は,リフォームをして孤独死の痕跡を軽減または解消させることがおすすめです。

③ 解体工事をする

築年数・立地・エリアなどを総合的に配慮し、孤独死が無くても不動産市場における需要が低い物件は解体をして、更地にして売却するのが良いでしょう。

例えば、郊外の築50年以上の木造一軒家で孤独死がおきた場合、売却を行うなら特殊清掃・遺品整理・大規模リフォームをする必要があります。

しかし、家を解体して更地にして売却するのであれば、解体工事のみで大丈夫なのでコストが抑えられます。

そして、事故物件性も軽減するので買主も見つかりやすくなるでしょう。

④ 買取業者に買い取ってもらう

孤独死物件を早く手放したい場合は、買取業者に買い取ってもらうのがいいでしょう。

買取業者は、現状のまま買い取ってくれることが多く、業者が買主側を交渉などもしてくれるので、手間や費用をかけずに売却することができます。

しかし、相場よりも安値で買い取られてしまうことが、デメリットと言えるでしょう。

孤独死があった物件を売却するときの注意ポイント

① 特殊清掃を済ませておく

腐敗した遺体から発生する汚れや臭いは、一般的な清掃では取り除くことはできません。

体液・血液が床や壁に染みこむと建物の骨組みにまで汚れが付くことがあり、その場合は一部を撤去したり、特殊な洗浄液で掃除することがあります。

この作業のことを特殊清掃といいます。特殊清掃は、防護服や防護マスク、掃除機材が必要で生活感のある部屋を掃除すると精神的ダメージがあるため、個人で行うことは難しいので、専門業者に依頼しましょう。

② 遺品整理を済ませておく

特殊清掃をするにしても、そのまま売却するにしても、遺品整理は必要になります。

③ 状況に応じて供養をしよう

孤独死は遺体発見が早ければ心理的瑕疵には該当せず、事故物件ではないと判断されます。

しかし、場合によっては強い思いを抱いたまま亡くなった場合もあります。

状況に応じて供養することをおすすめします。供養に法的義務はありませんが、買主が比較的安心して購入できるようになります。

タイミングとしては、特殊清掃の前か、リフォーム後が一般的です。

④ 告知義務を果たすこと

孤独死があった物件が心理的瑕疵に該当する場合、告知義務が発生します。

入居後のトラブルを防ぐために、前もって申告しておきましょう。

孤独死が発生して心理的瑕疵と判断された事実を説明せず、トラブルになった場合は慰謝料などを請求されることがあるので注意が必要です。

告知義務が発生する期間としては、賃貸の場合は3年が目安になりますが、売買の場合は期間の定めはありませんので注意しましょう。

まとめ

孤独死があった物件の売却は通常の不動産売却に比べると難易度は高くなりますが、売却できない訳ではありません。

費用や時間はかかりますが、売却活動を始めてみませんか?

売却を急ぐ場合は、専門業者に買い取ってもらうことも可能です。専門業者に買い取ってもらえば、売主側の負担も減り、早期に物件を手放すことができます。

私たち株式会社椿ホームズは愛知県稲沢市を中心に西尾張地域で不動産の売却サポートを行っております。

不動産売却のご相談などお気軽にお問い合わせください。