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不動産売却におけるインスペクションって何?注意点を解説

不動産売却におけるインスペクションって何?注意点を解説

不動産売却におけるインスペクションって何? 注意点を解説します!

不動産を売却するときにインスペクションを活用する機会が増えています。

ではインスペクションって何かご存じでしょうか?

インスペクションとは英語で調査・検査を表す言葉です。

不動産におけるインスペクションとは、国が定めた基準に従って専門家が行う住宅診断のことです。

家の健康診断と思っていただくとイメージがしやすいと思います。

売却する不動産に問題がないか、メンテナンスが必要な箇所がいくつあるのかなどをチェックします。

対象になるのは、既存住宅で、店舗や会社などは当てはまりません。

既存住宅とは、築2年以上の住宅、またはすでに人が住んだことがある中古住宅です。

主な検査部位は、構造耐力上主要な部分雨漏りの可能性のある部分です。

お風呂や給湯やインターフォンといった住宅設備に関しては調査の対象外となります。

インスペクションを行う既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士のことを、インスペクターと呼びます。

インスペクションを行う部位・方法・費用

構造耐力上主要な部分
・基礎 ・床版 ・壁 ・屋根版

雨漏りの可能性がある部分
・外壁 ・開口部 ・屋根

目視による調査が中心であり、その他にレーザー距離計やデジタル水平器などの、一般的に普及している計測器をしようした計測や触診・打診・作動確認等が実施されます。

調査時間としては、1時間~2時間程度で完了します。

ただし、インスペクターの手配には1週間程度かかるのが一般的です。

また、実施して結果がでるまでに1週間程度の時間を要します。

インスペクションを行うには少なくても、2週間程度の時間を見込んでおくことが必要になります。

インスペクションの費用相場は、5万円~10万円程度です。

マンションの場合、面積に関わらず5万円程度としているケースが多いです。

戸建ての場合は、床面積に応じて違いますが、おおよそ10万円程度です。

インスペクターによっては、給排水路の検査をオプションとしている会社もあり、依頼すれば別途費用がかかります。

インスペクションを行うと物件の劣化具合を把握できるので、安心して不動産の売却ができます。

インスペクションを行うのは売主?買主?

基本的にはインスペクションは買主が、買主の費用負担で行うことが一般的です。

買主がインスペクションを行う場合には、売主に対して買付証明書(購入申込書)を提出した後になります。

インスペクションを実施する場合には、買付証明書の中に「インスペクションに合格する物件であれば購入する」といった条件を付します。

インスペクションを実施するには、インスペクターが家の中に入るため、冷やかし半分で行うことはできません。

買主がインスペクションを行う場合には、売主の承諾を得る事が必要です。

売主からすると、インスペクションは物件の粗探しをされる印象になるため、インスペクションを承諾しない人もいます。

売主が承諾しない場合には、インスペクションが実施できないことになります。

買主がインスペクションを行うケースでは、結果次第で購入の見送りもあり得るという点もポイントです。

一方、売主がインスペクションを行う場合は、最初に価格査定を依頼し、不動産会社と媒介契約を締結したら、インスペクターを紹介してもらう流れが通常となります。

インスペクションを事前に行っておくことで、買主に一定の安心感を与える事ができるというメリットがあります。

但し、インスペクションは目視による検査が中心であるため、建物の性能を完璧に保証しているものではありません。

あくまでも一定のレベルの安心感を与える程度ですので、インスペクションに合格しているからといって、完全に問題のない物件とはならないのです。

以上の点を踏まえて、インスペクションを行うかどうか判断してください。

まとめ

不動産の売却においてインスペクションは欠かせない存在です。

売主がインスペクションを実施することにより、していない物件との差別化にもなります。

買主にとって購入時の安心材料にもなります。

安心して取引できるように、また高く売るためにも積極的に実施しましょう。

株式会社椿ホームズは愛知県稲沢市に拠点を置き、不動産売買の仲介をメインに営業活動しております。

不動産の売却をご検討中の方の、ご相談をお待ちしております。

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